MAアルミニウムではアルミニウムの地金から様々な素材へ加工することができます。総合圧延メーカーとしての長年の技術の蓄積が高品質を維持するための原点になっています。
圧延工程(板)
板材は圧延によって製造されます。圧延は平行におかれた一対のロールを回転させ、このロールとロールの間に直方体のスラブ(鋳塊)を通して薄くする加工方法です。スラブは進行方向に長く延びて薄くなり、所定の厚さになって出てきます。このとき同時にスラブの鋳造組織を破壊し、均質で優れた性質に変えていきます。
工程図
圧延工程(箔)
箔は、圧延加工によって製造された板(巻取品)をさらに薄く圧延して製造されます。特に薄いものは、2枚重ねて(ダブリング)圧延されます。
工程図
押出工程
押出加工はアルミニウムやアルミ合金を400~500℃の熱間で押出す加工方法です。円柱状の鋳塊(ビレット)を押出機に取り付けられた、ダイスに、強い圧力を加えることで、同一断面の、長い製品(押出材)が得られます。この方法により、他の加工法では製造することがむずかしい中空品や複雑な断面形状の製品が、1回の押出工程で容易につくることが可能です。また寸法精度の高い製品をつくることもできます。
押し出された製品は、ご指定長さでの切断品、巻取品として製作されます。
熱交換器用の製品では、亜鉛溶射、ロウ材・フラックス塗布、ねじり加工(丸パイプ)をご希望により、追加できます。